制度・検定・その他

 

小売業(販売士)検定制度 流通業で唯一の公的資格

― 愛されて伸びゆく店に販売士 ―

 消費者ニーズが多様化・個性化していく今日、『消費者が何を求めているか』『売れる商品は何か』を探るために、企業はあらゆる手段を用いてその答えを模索しています。こんな時代だからこそ、「販売士」の資格が求められているのです。 「販売士」は、わが国の流通業で唯一の公的な資格と高く評価されています。企業の中には昇給・昇格などの人事考課のポイントにしているところもあり、就職や転職の際の有力な武器となります。 また、小売業、卸売業のみならず、製造業やサービス業で販売に携わる方にとっても、流通や販売に関する幅広い知識を得るために役立つ資格です。

■試験科目
【1級】《大規模小売店の店長や部長、中小小売業の経営者クラス対象》
 商品計画と商品予算、仕入計画と在庫管理、経営とマーケティング、経営計算、市場調査と立地分析、組織と人事管理、販売計画と管理、情報化、面接
【2級】《売場主任、部課長など、売場を監督する中堅幹部クラス対象》
指導養成、仕入技術管理、商品知識、販売技術、販売事務管理、常識、面接
【3級】《売場の担当者クラス対象》
常識・販売技術・商品知識・販売事務管理・接客マナー

※合格基準:平均70%以上で、1科目ごとの得点が50%以上、かつ面接試験で合格と判断されること。

■実施時期 毎年7月、10月、2月

■受験料(消費税込み)
3級/4,000円
2級/5,100円
1級/7,140円

■受験のお申し込み
各地により募集期日が異なりますので試験日の2か月前に当商工会にお問い合わせ下さい。


■受験者データ

受験者数
実受験者数
合格者数
合格率
1級
29回(H14. 2.20)
1,918名
1,555名
207名
13.3%
2級
30回(H14.10. 2)
13,856名
12,345名
7,307名
59.2%
3級
50回(H14. 7.10)
20,013名
18,553名
9,864名
53.2%

■受験のための学習方法
販売士検定について学習する方法としては、ハンドブックによる独学、養成講習会の受講、指定の通 信教育講座の受講の3つがありますので、ご都合に合わせてお選びください。

○ハンドブックによる独学 『販売士検定試験ハンドブック』
■1級:7,950円
■2級:6,500円
■3級:6,000円(別冊「接客マナー編」1,300円含む)
小売業に関する知識が体系的に学べます。
また、1級試験問題の70%、2級の80%、3級の90%以上がこのハンドブックより出題されます。お問合せ・お申込みは・・・潟Jリアックまで/TEL.(053)484-4155

○養成講習会の受講
各地の都道府県商工会連合会、商工会議所で開催しています。
■1級:43時間 ■2級:30時間 ■3級:25時間
受講修了者は、2級は常識科目と面接試験、3級は販売事務管理科目と接客マナー科目がそれぞれ免除されます。
この講習会の実施の有無、開催期日等は商工会議所によって異なります。詳細については、受講希望地の商工会議所にお問い合わせください。

○通信教育講座の受講
指定している以下の「養成通信教育講座」でも学習できます。
受講修了者は、2級は常識科目と面接試験、3級は販売事務管理科目と接客マナー科目がそれぞれ免除されます。
<指定通信教育講座>
社団法人 日本販売士協会 TEL.(03)3518-0191
社団法人 公開経営指導協会(教育センター) TEL.03-3542-0306
財団法人 企業経営通信学院 TEL.03-3379-2672
学校法人 産業能率大学(経営開発本部普及事業1課) TEL.03-3704-9111
社団法人 日本経営協会(人材開発支援グループ) TEL.03-3403-1704

■資格の有効期間 5年間

■資格の更新(次のいずれかの方法)
@資格更新講習会の受講
A指定通信教育講座の受講
《1級》社団法人 公開経営指導協会(教育センター) TEL.03-3542-0306
《2・3級》社団法人 日本販売士協会 TEL.(053)484-4155
B簡易講習の受講(継続して小売業〈物品販売業〉に従事している方/2・3級のみ)
C上級資格の取得(2・3級のみ)


▼検定試験情報はこちら(全国商工会連合会)