《これまでの経緯と開催趣旨》
かつて新城市は豊川の船運と北設楽・信州へ向かう馬の荷駄の中継地として賑わい、荷駄を運ぶためにあふれる馬を、流れる川浪に例え「山湊馬浪」と呼ばれ、物流の拠点として大きく栄えました。
時は流れ、時代の経過とともに、衰退の影は音もなく忍びより、商店街はかつての勢いを失い、地方の街が苦しむ典型として、人影は減り、商店の灯りも年を追うごとに消えていきました。
『何とかしなければ』と危機感を持った若い商業者たちが、耳にした「軽トラ市」。地方では人・物を運ぶための“道具”である軽トラックを、街に人を呼び込む“道具”として、活用しているところがある。そんなきっかけから、その先駆者である岩手県雫石町、宮崎県川南町に学び、自分達の街に人を呼びこもう!と、平成22年3月「しんしろ軽トラ市〜のんほいルロット〜」がスタートしました。
雫石町・川南町に、追いつき追い越せ! そんな気持ちを心に誓い、取り組んできた「しんしろ軽トラ市〜のんほいルロット〜」は6年目を迎え、今では多くの街が視察に訪れるまでに成長しました。
昨年9月に、先駆者である雫石町で「第1回全国軽トラ市inしずくいし」が盛大に開催され、軽トラ市に関わる多くの関係者が参加し、夢や課題を語り合い、軽トラ市をさらに発展させ、それぞれの街に人を呼び込むためのきっかけづくりの場として、またお互いを刺激しあう場として、大きな成果をあげられました。
岩手県雫石町が灯した一つの「小さな火」が、年を経るごとに大きな拡がりをみせています。この火をこの地から、さらに大きな炎とすべく、『第2回全国軽トラ市inしんしろ』を「今後の軽トラ市の可能性と社会的役割」をテーマに、地方の元気をとり戻し、更なる発展のきっかけとするため開催いたします。
全国軽トラ市inしんしろ実行委員会